Adsenseで新しい広告ユニットを作成してコードを取得する手順

Google のイメージ

Google Adsense の登録が終わったら実際に広告のコードを取得します。 広告コードを取得するには、(1) 広告ユニットを作成する (2) 広告コードを取得する、と 2 段階の手順が必要になります。

広告ユニットとは、ある広告 1 つのデータのまとまりみたいなものです。1 つの広告コードを取得するには、1 つの広告ユニットが必要になります。

広告コード とは、実際に広告を表示するときに、あなたのページに張り付ける HTML と JavaScript のコードです。 広告コードを張り付けると、その場所に Adsense の広告が表示されるようになります。

作成した広告ユニットは削除できないので注意する

執筆時現在、作成した広告ユニットは削除することができません。したがって、広告ユニットの追加は慎重に行う必要があります。 後々使われなくなった広告ユニットは非表示になりますが、これについても削除は実行されない点に注意が必要です。

端的に理由を説明すると、ある広告コードが埋め込まれたページが公開されているとき、その広告コードを削除してしまうと不具合が生じるためのです。

広告ユニットの追加手順

Adsense で新しい広告の作成する画面

Adsense の管理画面にログインします。管理画面の広告ユニットを表示すると、 これまでに追加した広告ユニットが一覧されています。新しい広告ユニット から開始します。

新しい広告の設定画面

広告ユニットの名前、広告サイズ、広告タイプを選択します。

広告サイズに関しては執筆時現在は初期設定の「レスポンシブ」以外の選択肢を選ぶ必要はまずないでしょう。 (かつてはレスポンシブが用意されていませんでした)

広告タイプもできるだけ初期設定の「テキスト広告とディスプレイ広告」を選択するようにします。 その方が広告がマッチする可能性が高いのは間違いありません。

ページに埋め込む都合上、画像でなければマッチしない、テキストでなければマッチしない、 なんてことがあれば適宜変更します。

広告ユニットの名前

広告ユニットの名前は重要です。先の通り広告ユニットは削除できないので慎重に付ける必要があります。 オススメは、「広告を追加するドメイン_広告番号」です。例えば「カラクリ.jp_1」「カラクリ.jp_2」などです。

IT 開発の場でさまざまな命名方法(規約)が発展していますが、広告に関してはこの方法が良い気がします。利点は 2 つです。

  1. どれだけ追加しても問題ない。
  2. 広告の種類や表示場所を変更しても問題ない。

広告の種類や表示場所の名前を設定するテクニックもありますが、問題があります。 例えば「広告名_sidebar」なんて名前を付けたとき、その広告をサイドバー以外にも表示するようになってしまったら困ります。 また 2 つ以上サイドバーに追加するとき、結局番号を振って識別する等する必要が出てきます。

ドメインを追加している理由は、複数のサイトで Adsense を使うことを考慮しているためです。 広告ユニットは日本語を設定することができるので、日本語ドメインでも問題ありません。

新しい広告の外観設定

広告のスタイル」から外観を設定することも重要です。サイトの外観に合わせて適切なスタイルを選択します。 独自の外観を作成できる 広告スタイルの作成 を活用するのが良いと思います。

新しい広告の外観設定詳細

スタイル名 は「ドメイン名」を推奨します。変更が容易なためです。例えば「カラクリ.jp」などです。 あとは隣に表示されるレビューを参照しながら調整し、最後に 保存 を実行します。

これについても基本的に削除できないものと考えて良いですから、慎重に作業しましょう。

新しい広告のコードを取得する画面

すべての設定を終え 保存してコードを取得 を実行してコードを取得します。 ポップアップウィンドウに広告を表示するためのコードが表示されますから、コピーして、表示したい場所に貼り付けます。

このコードは後から何度でも参照することができますから、今すぐコピーして貼り付けなくても問題ありません。

広告コードの貼り付けから反映までは時間がかかる

広告コードを張り付けた直後は広告が表示されません。5 ~ 10 分程度は待つことになります。 表示されなくても焦らずに少し間を置きましょう。

新しい広告が追加された画面

広告ユニットの追加を終えると、管理画面の広告ユニット一覧に、「新規」状態の広告が追加されています。

複数の広告コードを作成する

広告を表示したい箇所 1 つにつき、1 つの広告コードを生成することを推奨します。

実際には、広告の張り付け方のルールを守る限り、1 つの広告コードを使い回して複数の広告を表示することができます。 例えば 広告コード(a) を使って、ヘッダ部分の広告(A) と、サイドバー部分の広告(B) を表示することができます。

ただし、表示した広告の成果は広告コード、その広告ユニット単位で算出されます。 したがって、先の例のように設定してしまうと、ヘッダとサイドバーのどちらから収益を得られたのか、 どちらの広告の方がクリックされているのかなどが分からなくなります。

したがって、広告を表示したい箇所に対し 1 つの広告ユニットを作成することを推奨します。 管理が多少面倒になるんですけどね。