アフィリエイトの厳しい現状について ver.2015
アフィリエイトを始めようとしている人たち、始めて間もない人たちに向けて、私のアフィリエイトに関する見解を紹介します。 一方で、アフィリエイトを始めて長い人たちにとっては当たり前の知識であると思います。
アクセス数が収益につながるのは間違いない
昔から、そしてどこでも言われていることですが、アフィリエイトによる収入はアクセス数がすべてです。 少ないアクセス数で高い収益を得ることも稀にありますが、中長期的に見て平均化すれば、アクセス数に比例した収益額に収束します。
ニッチなニーズは存在するが期待できない
市場規模が小さいが、一方でニーズが存在する市場もあります。そのような市場はライバルが少ない傾向にありますから、 検索上位を容易に実現でき、収入も期待できそうですが、そうではありません。
いくつか問題はありますが、広告や商品が圧倒的に少ないことは致命的な問題です。広告がなければ収益はありません。
オリジナルのコンテンツを作るのには労力がかかる
少なからず期待している方がいらっしゃるでしょうからざっくりいうと、アフィリエイトは不労所得とは言い難いということです。
オリジナルのコンテンツを作り続けるには多大な労力が必要になります。 まして需要がありそうな内容は、他の方々も同じような情報を提供する訳ですから、差別化は必至です。
短期的な収益で考えれば、同じ時間だけ別の仕事をした方が、遥かに大きい収益になります。 そして長期的に見ても、それが収益になるとは限りません。 経験的に、大きな収益を生むのは、沢山投稿した記事の中のいくつかです。
コピペブログとバイラル・キュレーションメディア
オリジナルのコンテンツを作るのに労力がかかるのなら、既存のコンテンツを提供すれば良い、という考え方があります。 その中に、いわゆる「コピペブログ」や「キュレーション・バイラルメディア」の類があります。
「引用した箇所が、提供する内容の主題になりえない」ことが本来の引用の形であって、 昨今の流行りもののサイトを見る限り、引用先の内容が主たるコンテンツとなる場合が多いような気がします。
ただし、コピペブログやバイラル・キュレーションメディアの双方に共通して言えることですが、 読みやすいように編集することでオリジナルと引用の関係を主張できるか、については私には分かりかねます。
少なからず情報を抜粋して整理したタイプのコンテンツは需要があるのは間違いありません。 特に娯楽に関する情報の類は、少々情報が欠落したところで大した問題にもならないわけですし。
コピペブログについて
「コピペブログ」の類はやったもん勝ちなところがあります。それを良心が許せないなら止めておいた方が賢明です。 また将来的に規制された場合のことを考えれば、積み重ねた「コピペ」が掲載できなくなり、一切収益に繋がらなくなる可能性があります。
理想的なコンテンツ
もし「アフィリエイト広告で楽に収入を得たい」なんて考え方があるのなら、理想的なコンテンツは次のようなものが良いです。
- ライバルは少ないが需要があり広告もある。
- 長期的に価値が不変な情報である。
最新のニュースやネタはユーザが多く食らいつく可能性がありますが、ライバルも多く、将来は無価値になる可能性があるということです。 「XX 日に XX した」なんて情報は、数年後にはほとんど価値を持ちません。そして何よりニュース系は更新する労力がかかります。 かなりハングリーに作業する必要があるでしょう。
学問や健康に関する情報は長期的に不変ですね。ライバルは既にたくさんいるわけですが、勝ち残れるなら長期的に収益を期待できます。
結局のところ、真に理想的なのは趣味の一環で行って、しかもそれが収益に繋がることですが、 それは趣味を仕事にして苦を感じない、という言い分と同じですね。
広告のブロックが始まった
日本国内では未だ大きな影響は出ていないようですが、広告をブロックするタイプのソフトウェアやサービスが流行してきています。 Apple が乗り出したことで、今後は間違いなくこれまで以上に影響を及ぼすようになるでしょう。 コンテンツの製作には多大な労力がかかりますから、できるだけそのような流れは歓迎したくないわけですが、個人レベルでは回避しようのない問題ですね。