テーマやプラグインの基本的なライセンス情報

ここでは配布するテーマやプラグインのライセンスに関する情報をまとめておきます。 ライセンスに関する質問があれば、先に目を通して頂いて、解決しないときだけ連絡するようにしてください。

ここで配布するテーマやプラグインのライセンスは、特別に明記される場合を除いて、GPL 3.0 を適用しています。

GPL Version 3 - GNU オペレーティング・システム

WordPress 公式の言及は次のページから参照することができます。

テーマも GPL ライセンス - WordPress.org

GPL 3.0 ライセンスの概要

GPL 3.0 ライセンスの概要は次の通りです。

  1. 利用者は自己責任の下で配布されたプログラムを利用することができる。
    • 開発・配布者には一切の責任が生じない。
  2. 改造したプログラムを配布する際は、GPL 3.0 を適用しなければならない。
    • GPL が適用されたプログラムを参照するプログラムも GPL 3.0 とする必要がある。

なぜ GPL 3.0 or later なのですか ?

WordPress の標準のライセンスは GPL 2.0 or later となっています。したがって、GPL 2.0 の後継に当たる GPL 3.0 or later を採用しています。

GPL 3.0 の利点は、Apache 2.0 などのライセンスと共存できることにあります。これは GPL を定める団体と Apache 2.0 を定める団体の共通見解です。 現実的に Apache 2.0 ライセンスを組み込みたい状況は良くあるので、それならばと最新の GPL 3.0 で統一するようにしました。

Apache License v2.0 and GPL Compativility - The Apach Software Foundation GPLと両立する自由ソフトウェア・ライセンス - GNU オペレーティング・システム

ライセンスを変更することができますか ?

限定的には可能です。 GPL 3.0 or later が設定されたプログラムのライセンスは、GPL 3.0 より新しい GPL 以外のラインセンスに変更することはできません。 ただし他の異なるライセンスが設定されている場合には、別途設定されたライセンスのルールに従います。

ライセンステキストを破棄することはできますか ?

基本的には不可能であると考えて良いです。 対象のプログラムがどのようなライセンスであるかを把握するために必要なライセンステキストは、配布物から取り除いてはいけません。 適切に参照できる形で元のライセンスと同様のライセンステキストを別途含めるときは、常識の範囲では許可されると思われます(定かではありません)。