理想的なドメイン名を探して取得する
ドメインとは「yahoo.co.jp」や「google.com」などの WEB サイトの場所を示す重要な役割を持っています。 サイトの場所を示す住所とも言えます。サイトを公開するときは、どのようなドメインが良いのかを十分に検討する必要があります。 ここではドメインの選び方、取得方法、良いドメイン、悪いドメインについて解説します。
理想的なドメイン名とは
長くなるので先に理想的なドメイン名について紹介します。 絶対的なルールはありませんが、理想的なドメイン名は次のような条件が当てはまります。
- 短くて覚えやすい
- サイトの内容を良く表している
- サイト名と良く似ている
- 誰も使用したことがない
トップレベルドメインは特に理由がない限りは、「.com」や「.net」など比較的よく利用されるものを選択すれば良いでしょう。 個人的には「.com」か「.jp」が何となくですが、(良く見かけるために)安心感があるので取れれば理想的だと思います。
ドメインは世界に 1 つだけ
ドメインは世界に 1 つしかありません。誰かがあなたの欲しいドメインを取得済みだったら、たとえそれが欲しいドメインでも取得することができません。 ドメインの取得は基本的には早い者勝ちです。
取得に条件が付くドメイン
例えば「~.go」は政府関係、「~.org」は組織でのみ取得することができます。「.org」は個人レベルでも取得することができますが、 代わりに住所情報などの情報を代理公開するサービスを使うことができなくなります。代理公開などについては後に続く項目を参照してください。
自分で取得するか、代行サービスを使うべきか
一般には、代行サービスに料金を支払ってドメインを取得しますが、ドメインは自分で申請し、取得することができます。 特別な理由がない限り、ドメインは代行サービスを使うことを推奨します。
住所・連絡先公開の代行
ドメインを取得するとき、住所や連絡先を公開する必要があります。これは、そのドメインが誰によって管理されるかを明確にするための規約です。 回避する方法はありません。公開された住所や連絡先はかなり簡単な方法で、しかも自由に検索できる形で公開されます。
住所や連絡先を公開したくないときは、取得代行サービスの「住所・連絡先公開の代行サービス」を使います。
「お名前.com」などには、住所・連絡先の公開を代行するサービスがあります。 公開される住所や連絡先は「お名前.com」の物になります。
中古のドメインに注意
一度誰かが利用して、その後に放棄されたドメインについては注意が必要です。 悪いイメージを持ったサイトに使われ、そのページの URL が他のページや掲示板などでシェアされているとき、その情報が検索結果に表示されます。
良くある事例はアダルトコンテンツ関連で使われていたドメインを誤って取得しまうケースです。 例え新しいドメインのサイトがクリーンな内容であっても、そのドメイン名やサイト名で検索したときには、 かつて使われていたページの情報が検索結果に表示されてしまいます。
時間が経てば古いページの情報は削除されていきますし、取得したドメインそのものの古いサイト情報は削除することができますが、 そのようなドメインは積極的に回避するべきでしょう。
日本語ドメイン
日本語ドメインは、「にほんご.jp」のように日本語が含まれるドメインのことを指します。 ほとんどの場合に問題ありませんが、日本語ドメインが使えないレンタルサーバなどがありますから、 もし日本語ドメインを使いたいのなら、レンタルサーバに問い合わせて確認するほうが良いと思います。
「エックスサーバー」は日本語ドメインが利用できます。
日本語ドメインの是非
日本語ドメインの是非については色々とありますが、私は先の条件にあてはまる日本語名なら積極的に取得しても良いと思います。 日本語ドメインが SEO に不利であると述べられる場合がありますが、それはもう古い話でしょう。
極端な例ですが検索結果に「domainshowssitename.jp」と「サイト名を表すドメイン.jp」の 2 つが表示されるとき、 日本人なら後者の方が目に留まりやすいはずです。
ドメイン取得代行の料金
ドメイン取得代行サービスは「.com」や「.jp」などの種類(トップレベルドメイン)によって、料金が異なります。 良く使わる中では「.jp」は比較的高いと覚えておいたほうが良いです。 これは .jp ドメインの管理する仕組みに関わるのですが、ここでは紹介を割愛します。
アカウント名などに注意する
ドメインに並行して注意する必要があるのが「アカウント名」です。 特にイベント・商品・企画・店舗のサイトを公開するような場合には非常に重要です。
例えばサイトの運営のために Gmail や Twitter, Facebook などを活用したい場合には、 ドメイン名と同じか、サイト名と同じアカウント名で各種サービスが利用できるか確認しておきましょう。