q 要素は適切な引用符をブラウザが表示してくれるので注意
多くのブラウザは q 要素をレンダリング(描画)するときに引用符を自動で挿入します。 引用符とは、例えば日本語であれば「」ですし、英語であれば "" です。したがって英語で次のような引用されたテキストを作ることは誤りです。
"<q>このテキストは引用されたテキストです。</q>"
<q>"このテキストは引用されたテキストです。"</q>
これらのテキストは見た目上は次のようになってしまいます。
""このテキストは引用されたテキストです。""
日本語であれば次のような誤りが考えられます。
"<q>このテキストは引用されたテキストです。</q>"
<q>「このテキストは引用されたテキストです。」</q>
これらのテキストは見た目上は次のようになってしまいます。
"「このテキストは引用されたテキストです。」"
「「このテキストは引用されたテキストです。」」
q 要素を使用しない場合に、任意に引用符を付けてることは禁止されていません。 したがって q 要素を使用したくないときは、特別な記述などをなしに、任意に引用符を付けることができます。
"このテキストは引用されたテキストです。"
引用符の記号
引用符の記号は言語によって異なります。英語圏では "" ですし、日本語では「」、フランスなどでは <<>> となります。 多くのブラウザでは、HTMLドキュメントまたはブラウザに設定された言語を自動で識別子、q 要素に自動で挿入する引用符を適切に変更するようです。
lang 属性にそれぞれ en, ja, fr などを指定すると多様に変化することが確認できます。
<html lang="ja">
<body>
<q>引用されたテキストです。</q>
</body>
</html>